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テニス365全豪オープンブログ2009

大会第2日:暑さに苦しめられた選手たち シャラポワも苦戦

皆さん、こんにちは。スタッフ藤原です。

大会2日目は、気温が上昇したためにEHP病院(エクストリーム・ヒート・ポリシー)が適用され、日中晴れの試合が夜間に移行されました。
全豪オープン公式ページによると、『EHP、コートの外の気温が35度以上、湿球黒球温度が28 度を上回った際に、主審が試合開始時間を遅らせることができる』とあり、『屋根つきHOMEの「ボーダフォン・アリーナ」と「ロッド・レーバー・アリーナ(センターコート)」に関しては、屋根を閉めて試合が行われ』るとのことです。

地球温暖化の影響もあるのでしょうか、この時期に真夏を迎えるオーストラリアの気温は年々上昇上しているようで、直射日光の下でプレーする選手たちにとっては、相当な負担になるようです。

選手も厳しいコンディションについて口々にコメントしています。

マリア・シャラポワ(C・パンにフルセットで辛勝)
「試合中、自分がどういうプレーをして、何をしているのかに不安を覚えることは無かった。今日は、とにかく早くポイントを取って、何とか勝とうということばかり考えていたから、自分の置かれた状況を把握するのが難しかったけどね。でも、外があんなに暑いと、頭が上手く働かなくなるわね。負けていたら、もっと気分が悪くなっていたかもしれない。3時間もあんなに暑い中でプレーするのは、冷酷なことね。私たちの身体は、あんなことをするためには出来ていない。第2セットの途中で、腹筋が痛くなってきたけど、途中で試合をやめようとは思わなかったわ。」

sharapova

カミーユ・パン(M・シャラポワを後2ポイントまで追い詰めた)
「あと少しで私の日になると思ったんだけど、そうはいかなかったわ。たぶん彼女(シャラポワ)もきつかったと思うけど、私はそうは見せなかったわ。それはよかったんだけど、両足が凄く痛んで、焼けるように熱くなっていたわ。」

アナ・イバノビッチ(V・キングに快勝)
「とても暑くタフなコンディションだった。でも会場入りしたときから予想していたことだから、試合中は自分のやるべきことだけに集中できたわ。」

ジェームス・ブレーク(C・モーヤに快勝)
「あんな暑さでは試合を止めて当然だね。誰かが試合中に医務室に担ぎこまれるのを見るのは嫌いなんだ。僕らはここにテニスの試合をしにきているのであって、暑さ我慢比べをしにきてるんじゃない。」

ヤンコ・ティプサレビッチ(D・ナルバンディアン戦、ファイナルセットで棄権)
「ファースト・ポイントから疲れていたんだ。あれはもうテニスじゃなくて、太陽の下でどれだけ立っていられるかという勝負だった。」

日頃厳しいトレーニング筋肉を積んでいるテニス選手ですが、熱中症にかかって選手生命を駄目にするということだけは避けてほしいですね。大会側もそうならないように運営していると思います。

2日目に行なわれた試合では、男子メンズウェアでは、地元レイトン・ヒューイット、ラファエル・ナダル、ダビッド・ナルバンディアン、ジェームス・ブレーク、フェルナンド・ゴンサレス、アンディ・マレーが勝っています。
女子ウィメンズウェアでは、日本期待の中村藍子選手、森上亜希子選手が2回戦へ進出!これで、杉山愛とともに日本女子は全員初戦突破です!その他の選手では、マルチナ・ヒンギスキム・クレイステルス、地元アリシア・モリックらが勝利しています。

nakamura

大会3日目の天候は曇りで、順調に試合が行われているようです。杉山選手も登場しますので、3回戦進出に向けて、勝利を期待したいと思います!
大会結果 | 投稿者 テニス365全豪 11:43 | コメント(0) | トラックバック(5)
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